国際刑事裁判所がプーチン大統領に「逮捕状」 露外務省報道官がコメント

ロシア外務省のザハロワ報道官は、国際刑事裁判所(ロシアは同裁判所を認めていない)がロシアのプーチン大統領に「逮捕状」を出したことについて、法的観点を含め、ロシア連邦にとって何の意味も持たないと表明した。
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ロシア連邦がその管轄権を認めていない国際刑事裁判所(ICC)は17日、「ウクライナから子どもたちを違法に連れ去った」としてプーチン大統領に「逮捕状」を出した。

ザハロワ氏は「ロシアは国際刑事裁判所ローマ規程の締約国ではなく、その義務を負っていない。同機関とロシアは協力しておらず、国際刑事裁判所から出される逮捕の可能性のある『処方箋』は我われにとって法的に取るに足らないものとなる」と強調した。

国際刑事裁判所は、所謂「ローマ規程」に基づいて運営されている。現在、ロシア、中国、インド、イスラエル、イラン、ウクライナ、その他多くの国だけでなく、米国も裁判所の管轄権を認めていない。さらに米国は、米市民を国際刑事裁判所に引き渡さないことを義務付ける協定を一連の国と締結した。さもなくば米国は違反者へのあらゆる支援を打ち切ると脅した。
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