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ノートルダム大聖堂の新たな秘密が明らかに 2019年の火災がきっかけで

フランスのパリ第8大学の研究チームは、パリのノートルダム大聖堂で歴史上はじめて鉄筋が使用されたことを明らかにした。論文がPLOS ONE誌に掲載された。
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12世紀半ばに建設が始まった当時、高さ32メートルのノートルダム大聖堂はこれまでに建てられた中で最も高い建物だった。過去の研究は、多数の新たな建設技術を組み合わせることによってこの記録が可能になったことを示している。
2019年の火災とその後の修復により、研究チームはノートルダムの以前は隠されていた部分へのアクセスを手に入れた。研究チームは、建物のさまざまな部分で石材をつなぐために使われている12個の鉄のステープルから材料のサンプルを収集した。
研究チームは、1160年代のノートルダム建設の最も初期の段階で鉄のステープルが実際に使用されていたことを確認した。これはノートルダムがその建造物で鉄のステープルが使用された最初のゴシック様式の大聖堂であることを意味している。
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研究チームは、今回の発見は当時の建設者たちが新しい形式の建設を実験していたことを示していると指摘した。
数多くのステープルは、さまざまなソースから入手した鉄片を溶接してつくられたとみられている。この発見は、中世ヨーロッパの金属貿易についてさらに知ることを可能にする。
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