NHKなどによると、政府間協議ではウクライナ情勢における対応や、半導体などの先端技術に関わる経済安全保障での連携などを議論した。政府間協議は、昨年4月の日独首脳会談の際、関係強化のためとしてショルツ首相が提案したもの。一方、首脳会談は通訳だけを含めた1対1で行われた。
今回の会談の概要は以下の通り。
ウクライナ支援、対露制裁の継続の重要性を確認
ロシアの核兵器による威嚇を容認しない
対中を念頭に、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて安保分野で協力強化
5月のG7広島サミットに向け、国連安保理改革や核軍縮・不拡散などでも協力
鉱物資源や半導体の強靭な供給網の構築、重要インフラの防護やサイバー攻撃対策、新技術の保護、育成など経済安保分野で連携を推進
一方、国際刑事裁判所(ICC)がロシアのプーチン大統領に「逮捕状」を出したことについて、岸田首相は「捜査の進展を重大な関心を持って注視する」と述べた。
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