ロシアがその管轄権を認めていない国際刑事裁判所(ICC)は17日、プーチン大統領とマリア・リボワ=ベロワ露大統領全権代表(子どもの権利担当)に対し「逮捕状」を出した。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ICCによる問題提起そのものが受け入れられないとし、ロシアはICCの管轄権を認めておらず、ICCのいかなる決定も法律上の観点から無効だと表明した。
これを受け、ネベンジャ氏はこのように非難した。
「この偏った、政治化した、無能な国際裁判所は、再びその劣等性を示した。ICCは集団的西側の傀儡であり、常に依頼に沿った偽りの正義を貫く用意があるのだ」
また、「ICCは管轄権を持ちながら、米国による違法なイラク侵攻では何の処罰も下さなかった。このイラク侵攻から20年目を迎えるにあたって、法的に無効な決定が公表されたのは特に皮肉なことだ」と付け加えた。
ネベンジャ氏は、ロシア連邦は所謂「ローマ規程」の締約国ではなく、ICCはロシアとその国民に対する管轄権を有していないことに言及。「我々は、ICCから発せられるいかなる文書も違法であり、無効であるとみなしている」と強調した。
「どう見ても、ICCは実際に自滅への道を歩んでいる。何よりも、信頼性の面で」と締めくくった。
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