カービー氏は「会談後、何らかの形で停戦への呼びかけががあったとしても、それは受け入れがたい。なぜなら、それはロシアのこれまでの成果を批准するだけであり、プーチン氏に新たな人材を用意し、都合の良い時に新たな攻勢を計画する時間を与えることになるからだ」と主張した。
米国は、習氏がウクライナのゼレンスキー大統領と対談することを期待しているとカービー氏は付け加えた。
中国の習近平国家主席はプーチン大統領の招待で20日から22日にかけてロシアを国賓訪問する。プーチン大統領と習近平国家主席の会談は21日に予定。両首脳はロシアと中国のさらなるパートナーシップ拡大について協議する。
中国外務省は先月、ウクライナ危機の政治的解決に向けた独自の立場を表明した。文書は12項目あり、冷戦思考や軍事的ブロックの拒否などが述べられている。中国はウクライナの停戦と和平交渉の開始を支持しており、国際社会はそのための条件を整えるべきだと習氏は強調した。
世界の安全保障に関する中国の提案について、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、ロシアの立場と似ていると指摘した。一方で、これらの提案の実践に向けた共同措置について話すのはまだ時期尚早だとした。
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