カナダ、日米韓との枠組み「新クアッド」の創設を提案 中露に対抗

カナダが日米韓に対し、中国やロシア、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対抗することを目的として、4カ国の新たな協力枠組みの創設を提案したことが明らかになった。共同通信が複数の外交筋の話を引用して報じた。
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カナダは、1月に同国を訪問した岸田文雄首相に対してこの構想を打診したという。環太平洋地域の「民主主義陣営の連携」を深める狙い。
米国はこの構想を歓迎しているが、日本政府は可否の検討を進めている。共同通信は日韓関係について、韓国の尹錫悦大統領が先週訪日したことを受けて改善の機運が高まっていると指摘している。
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カナダの提案する形式は、中国への対抗を目的とした日米豪印の協力枠組み「クアッド」を意識しており、日米韓加による「新クアッド構想」が進展するか注目されるとのこと。
なお、日米豪印の協力枠組み「クアッド」の外相会合は今月3日にインド・ニューデリーで行われ、テロ対策に関する作業部会の創設を発表した。
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