ロシアは極超音速技術を友好国に譲渡する可能性がある

ロシアの防衛企業「戦術ミサイル兵器コーポレーション」は、適切な政治的決定がなされれば、将来、自国の極超音速技術を友好国に譲渡する可能性があることを排除していない。同社のコンスタンチン・ビリュリン副局長がスプートニクに対してこのように語っている。
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ビリュリン氏は、「もし政治的な決定がなされれば、我々の友人、つまり我々の真のパートナーである人々に対して、こうした新しい技術を譲渡する機会を見つけることができると思う」と語っている。その例として、同氏は超音速ミサイル「ブラモス」シリーズを開発・生産するロシアとインドの共同事業を挙げた。ビリュリン氏によれば、インドのパートナーはすでにこの分野に深く取り組んでおり、ロシア側と合意済みの独自のプログラムを持ち、現在も順調に開発を続けている。同社は、超音速ミサイル「ブラモス」の開発は、2027年から2028年を予想しているという。
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2002年に設立された戦術ミサイル兵器コーポレーションは、高性能ミサイル、誘導爆弾、陸海空の兵器システムを製造する多くの企業で構成されている。同社は極超音速兵器の開発を専門とするロシア最大の兵器メーカー。米軍情報局の科学技術専門家であるポール・フライスラー氏は、議会の公聴会で、ロシアは現在、戦略的極超音速ミサイル複合体を配備している世界で唯一の国だと発言した。
スプートニクは以前、米国防総省がロッキード・マーチン社が極超音速ミサイルの発射実験に成功したと報じた。
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