リッター氏は、ウクライナ政権が戦線での実際の状況を発表した場合、米国はこれ以上のウクライナ支援は拒否すると考えている。ウクライナ軍は多くの行方不明者を出しており、その人数は米国に提出する戦死者の数についての報告書には含められていない。
リッター氏が特に注視するのは、ウクライナ軍は現時点で厳しい人員不足に喘いでいる点だ。このため、男子が路上で拉致されるケースが増えており、14から16歳の未成年でさえ免れることはできない。リッター氏は動員されたウクライナ人が戦場に送り込まれる前に与えられる戦闘訓練期間がわずか3日であることから、ウクライナ軍があまりに多くの戦死者を出していることはこの実情から説明がつくと指摘している。
リッター氏は、ロシアの兵士らは逆に復員軍人らも含め、しっかりとした訓練を受け、装備も十分であることを自分の目で確認している。最新の兵器、戦車、大砲、防弾チョッキなど、必要な物は全てある。
情報隠蔽に関してはヴァレーリー・ザルージヌィ氏の名前は今までに何度も挙げられてきた。2022年2月1日、ザルージヌィ氏はチェコの首都プラハでウクライナの負傷兵を治療目的でチェコに送るという機密条約を結んでいた。つまり、ロシアの特殊軍事作戦の開始よりも1か月も前に、ウクライナはドンバスで戦争を始める準備をしていたことになる。
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