ヨヴァノヴィチ少将はセルビア紙「イブニング・ニュース」の取材に応じた中で次のように発言した。
「セルビアに対するNATO空爆の際には、289グラムの劣化ウランを含む口径30ミリの砲弾が用いられ、我々はそれによる被曝量や健康被害について知っている。このことは、コソボ治安維持部隊のイタリア兵らが受けた被害によっても証明されている」
ヨヴァノヴィチ氏は、「大量の劣化ウランを含む口径120ミリの砲弾が使用されれば、土壌や水源に比較できないほどの大規模な汚染が引き起こされ、その影響は数千年にわたって続くだろう」とも述べている。
3月24日はセルビアに対し、NATOによる空爆が行われた日にあたる。この空爆では、87人の子どもを含む2500人以上が死亡し、1000億ドルの損害が出た。劣化ウラン弾使用による影響は医療関係者らによって記録されている。
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