露日、サケ・マス交渉妥結 前年同の2050トン

日本の水産庁は24日、ロシアの川で生まれたサケ・マスに関する露日間の漁業交渉が妥結したと発表した。日本の排他的経済水域(EEZ)内における日本漁船の操業条件は、昨年と同じ計2050トンに定められた。
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水産庁の発表によると、今回の妥結した操業条件はカラフトマス、ベニザケ、ギンザケ、マスノスケが計1550トン、シロザケが 500トンの計2050トン。漁獲実績に応じてロシア側に支払われる協力金も前年と同じ2億円~約3億13万円の範囲に定められた。
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一方、産経新聞などによると、水産庁は昨年実施を見送っていたロシアのEEZ内での漁業交渉については対応を検討しているという。
露日のサケ・マス交渉は、1985年に日本と当時のソ連との間に結ばれた「日ソ漁業協力協定」に基づくもので、毎年春に双方のEEZ内でのサケやマスの漁獲量の割り当てなどを交渉している。
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