核兵器開発の「レッドライン」は90%の濃縮度となっているものの、イスラエル側としては武器製造の最低ラインでイランがウラン濃縮を継続することを阻止したいという。そのためウラン濃縮度が60%を超える場合、イランの核プログラムに対する軍事行動を開始することを米国、及び欧州の同盟国に通達したという。報道によると、イスラエルはイラン側にこの方針について警告しているとのこと。
先に米国防総省のロイド・オースティン長官はイスラエルを訪問し、ベンヤミン・ネタニヤフ首相からボーイング社の空中給油・輸送機KC-46の売却を速やかに実現するよう要請を受けた。消息筋によると、この航空機はイランに対する軍事行動を準備する上で必要だという。イスラエル側は同機を遅くとも2024年末には受け取りたい考え。ただしこれらの航空機は米軍も必要としており、速やかな供与は困難とのこと。
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