マスロフ氏は、中国政府が提案したウクライナ危機の政治的解決案の12項目の中で、「すべての国の主権と領土保全を尊重する必要性」、「ロシアとウクライナ両政府の直接対話を再開すること」、「紛争のさらなるエスカレーションを防ぐこと」が特に重要であると指摘している。また、同氏は、現在、中国当局が欧州だけでなく、アジアに関連する紛争状況の政治的に解決する上での基本となるスキーム作りに取り組んでおり、特に「中国にはすでにイランとサウジアラビアという好例がある」と述べた。
マスロフ氏は、ウクライナ紛争と台湾海峡の状況は異なっているため、この2つに類似性を持たせないように求めている。同氏は、「台湾は中国の領土であり、これまで誰もそれを撤回していないため、これはもっぱら中国国内の問題だ。ウクライナは独立した国家であり、国連に認められている。この2つは全く別の問題なのだ」と説明している。
これよりも前、スプートニクは、先日モスクワで行われたロシアのウラジーミル・プーチン大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談で何について議論されたのかについて報じた。
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