ヘリオポリスとは、現在のカイロ近郊に存在した古代エジプトの都市。
太陽神ラーの神殿はエジプト各地にあったが、ヘリオポリスの神殿は特に重要なものだったという。古代エジプトの信仰によると、世界はこの都市で、最初の日の出とともに創造されたと いう。ヘリオポリスは、ファラオの権力と太陽神との結びつきを象徴する存在だった。
彫刻の一つはスフィンクスの形をしたもので、エジプトの国境を拡大した征服者であるファラオのラムセス2世を描いたもの。この功績により、ラムセス2世は「勝利者」と呼ばれている。
スフィンクス姿のラムセス2世の像
© 写真 : Social media page of the Ministry of Tourism and Antiquities
考古学者らによると、古代エジプトの王の主な任務の一つは神々に仕えることであり、彫像を奉納することもその一環だという。
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