韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は日本海に向けて、27日午前7時47分ごろから短距離弾道ミサイル2発を発射した。日本の防衛省は、ミサイルはいずれも最高高度約50キロ、飛行距離約350キロだったと推定している。
「発射された戦術弾道ミサイルには、核戦闘部(弾頭)を模した試験用弾頭が搭載されていた」と報じられている。計2発のミサイルが発射されたが、どちらのミサイルが試験用弾頭を搭載していたかは特定されていない。
朝鮮中央通信は「咸鏡北道・金策沖の目標の島を狙って仮想の核襲撃を行い、標的の上空500メートルで試験用弾頭を空中爆発させた」と主張している。
また、北朝鮮は25〜27日にかけて、日本海で「核無人水中攻撃艇」と呼ぶ新型兵器の「ヘイル1型」を使った実験を行ったと発表した。
「ヘイル1型」は東部・元山から41時間余りかけて潜航し、27日午前、咸鏡北道・花台沖に到達し、試験用弾頭を水中起爆させたとされている。
北朝鮮は、21〜23日にも核無人水中攻撃艇の水中爆発実験を行ったと明らかにしていた。
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