ギル氏は次のように話している。
「世界経済は失われた10年に入るかもしれない。経済成長の断続的な低下は、今日われわれの前に立ちはだかる広範な課題を解決するための世界の可能性に深刻な影響をもたらすだろう」
一方でギル氏は、雇用の促進や生産性の向上、実体経済における投資の加速などの経済政策が成功すれば、経済成長の低下を克服できるとしている。
世銀の予測では、2022年~2030年の世界の国内総生産(GDP)の平均成長率は、年率2.2パーセントとなっている。一方、各国が堅固で成長を目指した正しい政策を取れば、年率2.9パーセントまで引き上げることが望めるという。
これまでにスプートニクは、ウクライナ情勢が世界のインフレに与える影響について伝えた。
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