クラピヴニク氏は、イラクとアフガニスタンでのパトロール用に設計された米国のストライカー装甲車は、発砲したはずみで転倒することもあると述べている。
「硬い地面しか走れないという弱点がある。それに加えて、砲塔に105ミリ砲を搭載しているモデルもある。しかし、問題がある。サイドポジションから発砲すると、反動が強く、車両が横転してしまうのだ」
同氏によれば、パトロールや市街地戦闘用に設計されたクーガー装甲車も、ウクライナの戦場では「動けなくなる」可能性がある。
「この装甲車は巨大で動きがぎこちない上、高さが4メートルもある。舗装道路用に設計されているが、ウクライナの黒土には適していない。4つの車輪と細いタイヤしかない」
クラピヴニク氏は、米国で配備されているものの中で最もよく目にするクーガー装甲車は歩兵を運ぶようには設計されておらず、生存の可能性を大きく下げてしまうと指摘している。クーガーに比べて、より低く、より速く、より優れた制御システムを持つドイツのマルダー歩兵戦闘車は大きく際立った存在であるという。
スプートニクは以前、米国は供与を早めるために、ウクライナ軍に以前約束したエイブラムス戦車「M1A2」ではなく、古いタイプのエイブラムス戦車「M1A1」を30両送るというニュースについて伝えている。
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