「Arab News」によると、今回ミイラ化したヒツジの頭が見つかったのは、南部アビドスにある古代エジプトのファラオ(王)、ラムセス2世にまつわる寺院遺跡の周辺。ヒツジのほかヤギやイヌ、ウシ、シカ、マングースなどのミイラ化した頭が、寺院の北側に位置する倉庫の遺跡から見つかった。
発見されたミイラ化したヒツジの頭
© 写真 : Ministry of Tourism and Antiquities وزارة السياحة والآثار
研究チームはこれらがプトレマイオス朝時代に供物として捧げられたとみている。エジプト政府で遺跡の保護などを所管する考古最高評議会のムスタファ・バジリ書記長は、「ラムセス2世の寺院に関する歴史の詳細を明らかにする重要な発見だ」と評価しているという。
スプートニクはこれまでに、古代エジプトの太陽神殿でスフィンクス姿のラムセス2世の像が見つかったことを伝えた。
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