「ノルドストリーム」の爆破工作

独情報機関は「ノルド・ストリーム」事件に関与した疑いがあるとされるヨットについて知っていた=メディア

ドイツ公共放送連盟( ARD )のメディアテーク(Mediathek)は31日、ARD傘下の北ドイツ放送(NDR)および西部ドイツ放送(WDR)の合同調査を引用し、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルド・ストリーム」テロ攻撃に関与した疑いがあるとされるヨットをめぐり、ドイツの情報機関はヨット関与説が1月に浮上するよりもはるか前にこのヨットに関する情報を入手していたと報じた。
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メディアテークは「あらゆることから判断して、ドイツの治安機関はガスパイプライン『ノルド・ストリーム』に対する攻撃からまもなく、つまり、これが知られる(ヨット関与説が浮上する)よりもはるか前に、セーリング・ヨット『Andromeda(アンドロメダ)』に関する情報を入手していたようだ」と報じた。

消息筋によると、ドイツ連邦憲法擁護庁は昨年、ヨットを所有するチャーター会社の従業員に対して取り調べを行っていた。その後、これについてドイツ連邦情報局に報告が行われた。
そして、この2つの情報機関は調査を行っているドイツ連邦検察庁にそれぞれの結論を伝えたという。
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これより先、ドイツ連邦検察庁は今年1月中旬にこのヨットを捜索したと発表した。一方、消息筋によると、ヨットのことははるかに前から知っていたという。
「ノルド・ストリーム」爆破事件にヨットが関与した疑いがあるという説は、同事件への米当局の関与を指摘した米調査報道記者シーモア・ハーシュ氏の調査結果が公表されたあと、報じられた。
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