ブリンケン氏は、ゲルシュコビッチ記者の早期解放を求めた。
ロシア外務省によると、ラブロフ氏はブリンケン氏との会話の中で、国家機密情報を収集しようとしていたゲルシュコビッチ記者の拘束ををめぐって米国が騒ぎ立てていることは容認できないと強調した。ラフロフ外相は、ゲルシュコビッチ記者の運命は法廷で決まると指摘した。
「ラブロフ氏は特に、E.ゲルシュコビッチが記者を装って国家機密情報を収集し、機密情報を入手しようとした際に現行犯で捕まったことを指摘した」
ロシア連邦保安局(FSB)は先月30日、米WSJのゲルシュコビッチ記者をロシアのエカテリンブルクでスパイ容疑で拘束した。
ロシア外務省によると、ラブロフ氏とブリンケン氏の会談では「二国間の性質をもつ複数の切迫した問題」にも触れられた。