1位のアルノー会長はディオールやルイ・ヴィトンなどの高級ファッションブランドを傘下に持つ「LVMH」のトップを務める。その資産額は2110億ドル(約27.9兆円)と評価された。アルノー氏が1位となるのは初めて。
2位は前回トップだった、米実業家で電気自動車大手「テスラ」や民間宇宙企業「スペースX」トップのイーロン・マスク氏。資産総額は昨年の2190億ドル(29.1兆円)から大幅に減り、1800億ドル(23.9兆円)となった。これは昨年のSNS大手「ツイッター」買収騒動に伴い、テスラ株の時価総額が大きく下がったことが原因とされている。
3位は米「アマゾン」の共同創設者ジェフ・ベゾス氏。「アマゾン」も昨今の減益で人員整理などを進めていると報じられており、ベゾス氏の資産は1140億ドル(15.1兆円)と、昨年の3分の2程度に減少した。
日本人でトップとなったのは、ユニクロなどを展開する「ファーストリテイリング」の柳井正会長で、世界39位にランクイン。続いて「ソフトバンク」の孫正義会長が69位、「キーエンス」創業者の滝崎武光氏が77位となった。
世界ランキング100位に入った日本人3人は、昨年6月に発表された日本長者番付でも上位を占めている。
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