ハンガリー外務省によると、ウクライナ西部ザカルパッチャ州では実に多くのハンガリー系住民が軍に動員されているという。ハンガリー外務省はウクライナ軍が乱暴な形で少数民族を動員しているとし、これに強く抗議してきたとのこと。NATOの外相会談では少数民族の保護を行う必要性について、ストルテンベルク事務総長のほか、クロアチア、カナダ、ギリシャ、トルコの外相らが賛同したという。
ハンガリー外務省は同じ問題を抱えるルーマニアと共同で欧州評議会ベニス委員会(「法による民主主義のための欧州委員会」)に抗議の申し入れを行い、ウクライナ政府に少数民族の権利保護を義務付けることに期待するとした。ハンガリー外務省によると、ウクライナ政府はハンガリー系住民がウクライナ語の学校に児童を通わせる場合、年間850ドルの補助金を支払うとしており、ハンガリー系住民の権利を奪っているとしてこれを批判している。
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