「米国内外のマスコミに捏造したストーリーを流す多くのCIA職員に目をつけたことが、世界の注目を(編集:事件の真犯人として)最もロジックにかなう人物、つまり米大統領以外のいかなる容疑者に向けさせる試みを成功させた」ハーシュ氏はこう書いている。
ハーシュ氏はまた、爆破工作にヨット「アンドロメダ」が使用されたという説を痛切に批判した。ハーシュ氏によれば、このヨットが工作活動に使われたという情報はCIAが西側のマスコミ記者らに渡したもの。ハーシュ氏は、この説が本当であれば、なぜ工作員らは自作の偽文書を持ち去らずになぜヨットの船内に置いていったのかと疑問を呈し、これだけ大規模な工作活動を行うにはヨットはあまりにも小さすぎると指摘している。
ハーシュ氏は、調査報道を専門としている。同氏は2月初旬、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム」テロ事件に米国が関与していたことを証明する独立した調査結果を発表した。
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