第15回BRICS首脳会議

西側の圧力はBRICSの協力関係を強めただけ=南アフリカ当局者

西側諸国からの圧力によりBRICSの協力関係は強化され、より徹底的なものになっている。今年BRICSの議長国を務める南アフリカ共和国で、首脳会議に向けた準備を担当しているアニル・スクラル氏がスプートニク通信に語った。
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西側諸国がロシアと協力しないように強いていることから、BRICSに何らかの変化が起きたかという質問に対して、スクラル氏は次のように述べた。

「我々の協力関係はより強く、より徹底的なものになった。そして、お分かりのように、南半球の数十カ国がBRICSの一員になることを求めている。このような変化が起こった」

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スクラル氏は、BRICSは高く評価されており、南アフリカはBRICSの全加盟国との協力と関係強化を続けているとした。さらに、他のグローバル・サウスもまたBRICSの一員になることを望んでいると強調した。
BRICSは、ロシア、ブラジル、インド、中国、南アフリカの5カ国でつくる多国間協力組織。この他にも、アルゼンチン、イラン、(中国外務省によると)インドネシア、トルコ、サウジアラビア、エジプトなど、多数の国が参加する意向を示している。南アフリカは今年初め、中国からBRICSの議長国を引き継いだ。任期は2023年末まで。BRICSの首脳会議は8月に行われる予定。
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