競泳の日本選手権は2023年7月に福岡市で行われる世界選手権の代表選考を兼ねている。個人種目では日本水泳連盟が今回の世界選手権について定めた記録を決勝レースで突破し、2位以内に入った選手が日本代表に内定する。大会5日目の8日は6つの種目が行われ、このうち、女子50メートルバタフライの決勝には100メートルバタフライでの代表に内定した池江選手が出場した。池江選手は25秒59で優勝し、タイムの条件も満たして代表に内定した。100メートル自由形を含む今大会3冠達成となる。
レース後、池江選手は「とにかく派遣の記録を切れて優勝できてすごくほっとした」とコメント。「内容的には80点くらいかなと思う。体の重さやだるさはあったがそれでも気持ちだけは絶対に前を向いていたのでそこは自信を持って臨めた」と振り返った。去年の代表選考会の決勝では予選よりタイムを落とし、代表入りを逃していた。世界の舞台に向けて「海外の選手たちはまだ自分にはびびっていないと思うし、池江はまだまだだと思われていると思う。チャレンジャーとしてどんどんトップの選手たちに近づいていくつもり。さらに自信をつけて試合に臨みたい」と決意を口にした。
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