西側諸国によるウクライナへの兵器供与

米国、ウクライナに提供した爆弾用誘導装置JDAMの不具合を調査=メディア

米国は、ウクライナに提供した無誘導爆弾を「スマート爆弾」に変える誘導装置JDAMの不具合を調査している。ロシア軍の行動などが原因として考えられている。米NBCニュースがネット上に流出した米国防総省の機密文書とみられる資料を引用して報じた。
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NBCニュースによると、「機密」文書の1つでは、米国製の誘導装置JDAMを備えたウクライナの爆弾に最近不具合が発生した原因について考察されている。爆弾の起爆装置が適切に設定されておらず、ロシアの電波妨害装置によってGPS信号に問題が生じた可能性があるとされている。
これより前、ウクライナ空軍司令部顧問のユーリー・イグナト氏は、ウクライナで「スマート爆弾」JDAMが使用されたことを確認した。
JDAMキットは、既存の無誘導爆弾を全天候型の誘導爆弾に変えることができるGPS技術に基づいた装置で、米国で開発された。最初のキットは1997年に米ボーイング社によって製造された。
先週、ウクライナ軍の状況や、同軍の強化をめぐる米国と北大西洋条約機構(NATO)の計画に関する機密文書がSNS「ツイッター」やロシアで人気のあるメッセンジャー「テレグラム」に投稿されたことがわかった。米国防総省は、機密文書流出の調査を開始した。その後、ウクライナ、中国、中東に関する米国の新たな機密文書がウェブ上に流出していることがわかったと報じられた。
米国が韓国政府関係者の話を盗聴していたことが明らかに
英紙テレグラフは先に、ウクライナ軍はF-16戦闘機が譲渡された時に同機の操縦を習得できる「最も賢明なパイロット」を失っていることについて不満を抱いていると報じた。
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