同社は「このキャンペーンでは、『ChatGPT』の弱点やエラー、脆弱性を発見したユーザーが『OpenAI』に報告することで報奨金が出る」と説明している。金額は発見したエラーの内容によるが、軽微なバグの200ドル(2万6600円)から始まり、非常に深刻なものの場合、最大で2万ドルが支払われる。
このキャンペーンは脆弱性報奨金制度(バグバウンティ)のプラットフォーム「Bugcrowd」で行われる。
「ChatGPT」をめぐっては3月、大規模障害とともに利用者の個人情報が流出する事案が発生。一部のユーザーの氏名や住所、クレジットカード番号の一部などを、ほかのユーザーが閲覧できる状態になっていた。開発者らはこれはチャットボットのエラーで、問題はすでに解決されたと説明しているが、セキュリティ面で不安の声があがっていた。
スプートニクはこれまでに、中国の通信大手「アリババ」が中国版「ChatGPT」ともいえる独自のチャットボット「通義千問」を開発したことを取り上げた。
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