西側諸国によるウクライナへの兵器供与

ウクライナに西側の戦闘機は不要、そもそも操縦できない=独国防委員会トップ

ウクライナ兵は旧ソ連製の戦闘機しか操縦できない以上、ドイツ空軍が所有する最新鋭の戦闘機を供与しても意味がない。連邦議会国防委員会のマリー・アグネス・シュトラック・ツィンマーマン委員長が独紙「ヴェルト・アム・ゾンターク」による取材の中で指摘した。
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先にドイツ政府は旧ソ連製戦闘機MiG-29をウクライナに再輸出することをポーランドに許可していた。これらの戦闘機は東西ドイツの統合を経てドイツ連邦共和国内に残ったもので、東西統合後の2002年、ポーランドに売却されていた。具体的にポーランド政府は5機のMiG-29をウクライナに供与する。
議員は取材の中で次のように指摘した。

「レオパルトをウクライナに供与する決定により戦闘機についての議論が沸き起こったが、これは余計なことだと思う。ドイツのユーロファイターやトルネードがウクライナの空を飛ぶことはない」

一方、議員は旧ソ連製戦闘機をウクライナに供与する東欧諸国の考えを支持した。ただし、いまウクライナに必要なのは弾薬であって、戦闘機ではないという。
先に議員はウクライナへの戦車供与を渋るドイツ政府の姿勢を批判していた。
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