保健省は「2023年の疫学的第14週までに国内でデング熱の症例が4万1257件確認され、そのうち3万7914件がアルゼンチン国内で感染した症例だった」と発表した。
保健省によると、今年のデング熱の症例数は過去2年間の同時期よりも多い。雨の日が続いて蚊が増えたのが原因。アルゼンチンでデング熱が流行した2009年と2016年と同じような状況であるため、同国では現在、流行が懸念されている。
世界保健機関(WHO)によると、デング熱に対する特別な治療法はなく、デング熱ワクチンを接種できるのは感染歴のある人のみ。デング熱を起こすウイルスには4種類の血清型が存在するため、同一の個人が4回感染する可能性がある。
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