研究チームは初期段階のアルツハイマー病患者にみられる、ごくわずかな言語的、音声的変化に焦点をあてた。その変化は家族や担当医であっても判別できないほど小さな違いだという。
研究では高度な機械学習装置と神経言語プログラミング(NLP)を使い、206人の音声特性を評価した。また、被験者は標準的な認知テストも行った。そのうち、114人は軽度の認知障害があったが、大方の場合、AIはこれを見分けることができたという。
チームは「早期診断により、患者や家族には将来の計画を立てる時間が増え、医療従事者にとっても患者への対応の柔軟性が増すことになる」と話している。
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