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幼少期の悪夢は、認知症やパーキンソン病のリスクを示している

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神経学者らは、7歳から11歳までの時期に定期的に悪夢を見ていた人は、子どもの頃に悪夢を見たことがない人よりも、成人期に認知症やパーキンソン病を発症するリスクが数倍高いことを明らかにした。研究結果がeClinicalMedicine誌に掲載された。
研究チームは、幼少期の悪夢が数十年後に神経変性疾患を発症するリスクを示しているかどうかを調査した。研究チームは、1958年に始まった子どもの健康に関する調査結果に注目した。子どもたちは誕生から長期にわたって観察された。子どもたちが7歳から11歳の時期に、親は子どもが悪夢を見る頻度について報告した。これらの子どもたちは現在すでに高齢者となったが、今でも自分の健康状態に関するデータを研究チームに提供している。
研究チームはこれらのデータを基に、幼少期に定期的に悪夢を見ていた人は50歳までに認知症またはパーキンソン病と診断される可能性が高いことを明らかにした。幼少期に悪夢に悩まされていた人は、子どもの頃に悪夢を見たことがない人に比べて認知障害のリスクが著しく高かった。加齢に伴う認知症のリスクは76%高く、パーキンソン病のリスクは 640%高いことが分かった。
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研究チームは今後、幼少期の悪夢と認知症およびパーキンソン病発症の関連性や、子どもの頃に悪夢を見ないようにすることでそれらが発症するリスクを減らすことができるかどうかを研究する予定。
スプートニク通信は先に、新型コロナウイルスに感染した人は認知症、てんかん、精神病、認知障害 (脳の霧) などを発症するリスクが高いことがわかったと報じた。
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