ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナ軍は攻勢を試みる際、ロシアの精巧な工学的防衛線に直面する

ウクライナ軍はロシアに編入した領土に攻撃を試みる際、ロシア側が精巧に形成してきた防衛線という前例のない障害に直面する。スペイン紙「エル・パイス」が軍事専門家の話を引用して報じている。
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ウクライナ軍は、欧州で80年間(第二次世界大戦以降)建設されたことのない精巧な工学的防衛線に直面することになる。記事では、英国の諜報機関も、この防衛線によってロシアがウクライナ軍にとってさらに手ごわい敵となることを認めていると述べられている。
専門家の一人はこのように語った。

「複数の塹壕線、地雷原、機関銃の砲床を備えた障害物に対して攻撃を試みても、十分な砲兵の支援がなければ効果はない」

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軍事理論の規定上、ウクライナ軍は防御側を1対3の比率で上回る部隊を集中させる必要があると専門家は見ている。
いずれにせよ、専門家によると、ウクライナ軍の死傷者や物的損失は膨大なものになるとのこと。
これよりも前、ウクライナのデニス・シュミハリ首相は、米紙「ザ・ヒル」の取材に応じた中で、ウクライナ軍が4月に予定する反転攻勢の開始は夏に延期される可能性があると明らかにした。
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