ブルームバーグが作成したグラフ「西側は置き去りに?」によると、2020年にはBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)とG7(英国、ドイツ、カナダ、日本、イタリア、フランス、米国)の寄与率はそれぞれ31%だった。しかし、近年G7が占める割合は小さくなり始めており、2023年には29.9%に、BRICSは32.1%になるとみられている。そして5年後の2028年には、BRICS の寄与率が33.6%、G7が27.8%になるという。
同メディアによると、最も貢献しているのは中国。2023年から2028年の間に、世界のGDP成長率に占める中国の割合は22.6%になるとみられている。2位はインドで12.9%、3位は米国で11.3%となる。G7が占める割合は小さいものの、ドイツ、日本、英国、フランスは上位10位にランクインしている。
最近、BRICSへの関心が大幅に高まっている。ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官は以前、「すでに15カ国以上の国が、何らかの形で参加することに関心を示している」と述べた上で、BRICSは「閉鎖的なクラブ」ではなく、関心を持つすべての国との交流に開かれたグループであると強調した。
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