キーウ上空で発光体、NASAの衛星が落下か

ウクライナの首都キエフ(キーウ)にNASAの宇宙衛星が落下した。キエフ市軍事行政部のセルゲイ・ポプコ長官が現地メディア「ストラナ.ua」の取材に応じた中でコメントした。
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ポプコ長官によると、地表での犠牲を防ぐため、空襲警報を発令したという。ただし、地対空防衛ミサイルシステムは稼働させなかった。
一方、NASAはスプートニク通信の取材に対し、運用を終えた人工衛星(RHESSI)近く地球に落下するとしたものの、その落下時間は日本時間の20日9時50分頃を予定しており、現時点で軌道上にあると回答した。
キエフ上空では19日夜に発光体が確認された。現地メディアは爆発があったと報じている。SNSに公開されたビデオ映像からは眩しく光る落下物が確認できる。なおSNSでは謎の飛行物体を輸送するトラックの映像が拡散され、この発光体と関連があるのではないか、疑問視されている。
ウクライナの国立宇宙機関は、キエフ上空に現れた発光体は、こと座流星群から落ちてきた隕石による可能性が最も高いと発表した。同機関は、毎年4月にこと座流星群が出現するが、この流星群は明るい閃光、いわゆる「火の玉」を生み出すと説明している。

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