露連邦検察庁は次のように発表している。
「これまでに得られた情報を分析した結果、非政府組織・千島歯舞諸島居住者連盟(日本)の活動は、ロシア領土の一体性の侵害に差し向けられたものであり、ロシアの憲法秩序や安全保障に脅威をもたらしていることが確認された。同連盟の目的はロシアから領土の一部(クナシル、イトゥルップ、小クリル列島)を奪取することである」
露連邦検察庁は、長い年月にわたり、千島歯舞諸島居住者連盟によってロシアへのネガティブな意見が醸成されており、日本の反露感情の高まりを背景に、クリル諸島をめぐる状況の不安定化リスクが高まっていると指摘した。
同庁は千島歯舞諸島居住者連盟のロシア国内での活動を「好ましくない」と認定。この決定に関する情報は露法務省にも通達される。
日本外務省は今月発表した2023年版外交青書で、南クリル諸島に関して、「ロシアに不法占拠されている」との表現を再び用いている。
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