オーストラリア 米国のステルス爆撃機「B-21」の購入を断念

オーストラリア当局が、米国の次世代ステルス戦略爆撃機「B-21レイダー」の購入を断念したことが分かった。豪政府が24日付けの報告書「国防:防衛戦略レビュー2023」で発表している。
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この報告書を作成したのは、スティーブン・スミス元豪国防相とアンガス・ヒューストン元豪軍司令官。同国政府は2年ごとに更新する軍事戦略プログラムを策定するにあたり、この報告書を採用した。
「B-21」に関する決定は「詳細な議論」を経た上で下された。報告書の著者らは、その議論の中で同爆撃機が既存の「戦略的状況や、防衛戦略のアプローチ、能力開発」に適さないと判断されたとみている。
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これよりも前、オーストラリア当局は、同国の戦略政策研究所 (ASPI) から、「B-21」 を 12 機程度(約160億〜 190億ドル相当)を購入するよう助言を受けたと報じられた。ASPIは、同爆撃機が、豪海軍が最初の原子力潜水艦を受領する前の2032年から2033年に豪軍に配備されれば、能力差を回避できる可能性があるとみていた。
「B-21」の購入が実現すれば、これはオーストラリアにとって2番目に高い「買い物」だった。ちなみに同国にとって最も高い「買い物」は、原子力潜水艦(約500〜580億ドル)。
米軍需企業大手「ノースロップ・グラマン」は12月3日、最新のステルス戦略爆撃機「B-21レイダー」を初公開した。同社の発表によると、「B-21」は世界のどの地点でも任務遂行可能で、核・非核弾頭ともに運搬可能で、完成度の高いステルス性能のおかげで先進的な対空防衛システムの網をかいくぐることができるという。さらに、将来的には無人型の「B-21」も計画されている。
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