ラブロフ露外相の国連安保理の会議での演説の骨子は以下のとおり。
米国は、長年にわたり全人類にとって最上の利益と謳われてきたグローバリゼーションを破壊しはじめた。
欧米の少数派は品行方正に振る舞い、国際社会の他のメンバーを尊重するほうがいいだろう。
今、アジア太平洋地域の多国間主義を損なうために、米国と同盟国の大きな力が投入されている。
米国は自国が庇護する形でアジア太平洋地域の海洋安全保障に介入するメカニズムを構築している。
西側諸国は国際舞台で自分たちのルールを押し通すことで、自国の中で多国間主義や民主主義を阻害している。
今日、国連もその憲章の要求もそろって米国のグローバルな野心に脅威を与えている。
国際通貨基金はとうとう米国の軍事目的の達成手段へと様変わりした。
キエフのナチス体制は、2014年の国家転覆を拒否した領土を代表する住人とはみなすことはできない。
ウクライナ問題を地政学的コンテキストから引き離してとらえてはならない。
我々は再び冷戦時代と同じように危険な、いやもしかしたら、それよりずっと危険な一線に到達してしまった。
ラブロフ外相の今回の国連行きには、米国がビザ発給を行わなかったためにロシア人ジャーナリストらは同行できなかった。
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