スーダン邦人退避完了 計53人、首都の出国希望者

岸田文雄首相は25日、アフリカ北東部スーダンの首都ハルツームで退避を希望していた全ての在留邦人の退避が完了したと官邸で記者団に明らかにした。自衛隊機による周辺国ジブチへの計45人の退避に続き、大使館関係者を含む在留邦人と家族計8人が、ハルツームの北に位置する空軍基地からフランスの協力を受けて出国したと説明した。「今後も関係国と緊密に連絡し、在留邦人の安全確保と必要な支援に全力を挙げる」と述べた。
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松野博一官房長官は記者会見で、比較的状況が安定している南部の国境付近に退避希望者が1人おり、他にさまざまな事情で退避を希望しない人が少数いるとした。45人はハルツームから北東部ポートスーダンまで陸路で移動したと語った。
外務省は25日、在スーダン日本大使館を一時閉館したと発表した。ジブチに臨時事務所を設置して業務を継続する。
45人は日本のスーダン大使館員のほか、国際協力機構(JICA)や国際機関の関係者ら。大使館員は全員の退避が完了したという。
(c)KYODONEWS
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