マスク氏、ウクライナ軍の反転攻勢失敗に備える米国についての記事に反応

米国の実業家で億万長者のイーロン・マスク氏は、ウクライナの攻勢失敗に米国が備えているとするポリティコ紙の記事を「よく練られている」と評した。
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先に米紙ポリティコは、ホワイトハウス関係者の話を引用し、ウクライナの反転攻勢が失敗した場合、米政権は国内外でのバイデン大統領への批判につながることを恐れていると報じた。
記事では「バイデン政権は、ウクライナの春の反転攻勢が期待に沿わなかった場合、国内の批判者らや海外の同盟国から、米国も期待に応えられなかったと主張される可能性に密かに備えている」と述べられている。
さらに、ホワイトハウスは、反転攻勢に失敗した場合、国内だけでなく海外の同盟国の不満を招く可能性があることを恐れているという。同紙は「迫り来る戦闘で得られるものが限定的な場合、政権幹部は内々にタカ派(強硬派)とハト派(穏健派)の双方から攻撃されることを恐れていると語っている」との消息筋の話を引用している。
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マスク氏の友人である米起業家デビッド・サックス氏は、この記事をツイッターで取り上げた。同氏は、米国はつい最近まで「(ウクライナの)勝利は保証された」と断言していのに、今「政権は(反転攻勢の)失敗を心配している」とツイートした。
サックス氏のツイートに対し、マスク氏は「よく練られた記事だ」と指摘した。
ウクライナのシュミハリ首相は今月、ウクライナの反転攻勢が夏に始まる可能性があると発言していた。その後「近いうちに」始まると発言。米メディアは、ウクライナの攻勢は4月30日に予定されているようだと報じた。スプートニク通信のインタビューに応じた専門家らは、ウクライナと米国の矛盾した発言を信じるべきではないと指摘。それは偽情報キャンペーンの一部である可能性があるという。
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