新型コロナウイルス

新型コロナ水際対策、29日に解除へ 連休前に前倒し調整

日本政府は4月29日午前0時から、新型コロナウイルス関連の水際対策を終了する方向で調整に入った。当初は5月8日の終了を予定していたが、大型連休(ゴールデンウィーク)で旅行客が増えるのを考慮し、前倒しする。26日、日本の各メディアが伝えている。
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共同通信などによると、水際対策の終了で現在入国時に求められているワクチンを3回以上接種した証明書、または出国前72時間以内の陰性証明書は不要となる。
一方、新たな感染症の流入に対する監視のため、「感染症ゲノムサーベイランス」という制度を始動させる。羽田、成田、中部、関西、福岡の5空港で、発熱や咳などの自覚症状がある人を対象に任意での検査を行うとしている。
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5月8日から、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザと同じ5類に移行される。全国の病院の約9割と一部の診療所計約8400の医療機関が患者を受け入れられる見通し。
新型コロナウイルス関連の水際対策としては2020年春以降、観光客などをはじめとする外国人の入国禁止措置のほか、入国者のホテル・自宅での隔離措置など様々な制限が課されてきた。今回、約3年ぶりに全ての入国制限措置が解除されることになる。
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