同紙の記事では「ウクライナの当局者と専門家によると、ミグ29戦闘機は1980年代前半に運用が開始され、その後、近代化された(中略)より新しいレーダーおよびミサイルシステムを搭載したロシアの戦闘機を凌ぐことはできない」と述べられている。
ウクライナ空軍司令部のユーリー・イグナト報道官は「ミグのレーダーは長距離では機能せず、ミサイルも遠くの標的を破壊することはできない」と述べている。また同氏は、ミグ29が戦闘ゾーンの至近距離まで近づくことはないと指摘した。そこには「ハエが通過できない」ほどたくさんのロシアの防空システムがあるからだという。
ワシントン・ポストは、昨年2月の時点でウクライナの空軍と防空システムはロシアより劣っていたため、ウクライナへの戦闘機供与が戦場の状況を根本的に変える可能性は低いと報じている。
これより先、ウクライナに引き渡されたミグ29の多くは解体されて部品の供給源として使用されていると報じられた。
関連ニュース