ドイツのポツダム地球科学センター、ルール大学ボーフム、米国のスタンフォード大学の研究者らは、トルコのマルマラ海の南岸にあるアルムトル半島における6ヶ月間の地殻と海面に関するデータを分析した。その結果、海面変動が激しくなる冬の時期に、地震の発生確率が急激に高まることが分かった。
研究者らによると、断層が活性化するには通常、大きなエネルギーが必要だが、まれに海水上昇が引き起こす小さな揺れでマグニチュード最大4.5の地震を引き起こすことがあるという。
この研究グループの1人であるパトリシア・マルティネス・ガルゾン氏は、マルマラ海の海面変動は小さく、それが0.8メートルを超えることはないと明言している。その海面変動が知覚可能な地震を引き起こすことがあるが、それは、断層が不安定であることを示しているという。
これよりも前、スプートニクは、これまで平穏だった地中海で「大津波」が発生する可能性が高いという最新の研究について報じた。
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