ペニャ氏は42.73%を獲得し、主なライバルとされていたエフライン・アレグレ氏を大きく引き離した。アレグレ氏はすでに敗北を認めている。
ペニャ氏はパラグアイ中央銀行と国際通貨基金(IMF)で勤務した経歴がある。また、オラシオ・カルテス前大統領の側近で、カルテス前政権下の2015〜2017年に財務相を務めた。米国は1月、カルテス氏を汚職容疑で制裁対象とした。
ペニャ氏は8月15日に就任する。
日本メディアは今回の選挙について、パラグアイが台湾との外交関係を維持するかどうかに注目している。NHKによると、ペニャ氏は台湾との関係維持を主張。一方、アレグレ氏は農産物の輸出拡大のため、台湾と外交関係を断絶して、新たに中国と国交を結ぶ可能性を示唆していた。
パラグアイは台湾と外交関係を結んでいる世界13か国の1つで、1957年に外交関係を結んで以来、南米では唯一台湾と外交関係を維持している。