4月6日夕方、陸上自衛隊のUH60多用途ヘリコプターが沖縄県の宮古島の北の海上を飛行中にレーダーから航跡が消え、消息不明となった。その後、水深106メートルの海底で損壊した機体の一部が見つかり、これまでに6人の死亡が確認されている。
NHKによると、2日朝、民間の作業船2隻による機体の回収作業が始まり、午前11時45分ごろ、機体を海中から引き揚げた。機体は原形をとどめないほどバラバラに壊れているものの、大型のネットに包まれ、甲板にのせられた。
陸上自衛隊は今後、ヘリコプターからフライトレコーダーを回収して解析を行い、事故原因の究明を進める。また、まだ発見されていない隊員の捜索を続ける。