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アップルとグーグル、「AirTag」の防犯システムを開発へ 「ストーカーツール」の汚名返上なるか

米アップル社は2日、同社製の「エアタグ(AirTag)」などの紛失防止タグを悪用したストーカー行為の対策として、グーグル社とともに新たな防犯システムを開発すると発表した。
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エアタグは2021年4月にアップル社から発売された紛失防止タグで、バッグや貴重品につけておくことで、紛失時や盗難被害の際に位置を特定するためのもの。だが、この機能を悪用したストーカー被害も多発している。
NHKなどによると、京都府警は昨年12月、エアタグを知人女性の車に取り付けてつきまとい行為を行ったなどとして、49歳の男をストーカー規制法違反の疑いで逮捕している。こうした事例は世界各国で起きている。エアタグの直径は約3センチのため、知らない間につけられ被害にも気づきにくいなど、問題が指摘されていた。
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こうした状況を受けアップルとグーグルの両社は、不正な位置追跡を検出し、スマートホンなどでアラートを受け取るシステムの導入を提案している。iOS、Androidの種別を問わないほか、エアタグ以外の他社の類似商品にも対応した業界統一のシステムを構想している。
すでに、「Galaxy SmartTag」を製造するサムスンやTile、Chipolo、Eufy Security、Pebblebeeといった各メーカーがこのイニシアティブを支持しているという。新たなシステムは今年末ごろには完成する見込み。
これまでにアップル社は、エアタグによるストーカー対策の一環として、他人のエアタグが近くにある場合に知らせる機能を導入していた。
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