両氏はこのように綴っている。
「ウクライナ当局者らの推定では、ロシア軍が1日に少なくとも20発の滑空爆弾を製造している。世界がウクライナ軍の反転攻勢を待つ中、ウクライナと西側のアナリストらは、滑空爆弾の使用により、土壇場になってウクライナが作戦計画を変更せざるを得ないのではないかと推測し始めた」
また両氏は、ウクライナ空軍司令部のユーリー・イグナト報道官が取材に対し、滑空爆弾は「非常に深刻な脅威」をもたらすと述べたことを挙げた。
イグナト氏は「現在、敵は国境、前線、海岸線で戦闘任務を遂行するために戦術航空機を用いている。これらすべての地域で、敵は約1カ月前から集中的に滑空爆弾を使用している」と語った。
ここ数週間、ロシア空軍はUPMC(universal planning and correction module、米国のJDAM=統合直接攻撃弾のような誘導装置)を積極的に用いている。戦闘機は対空ミサイルシステムの砲火にさらされることなく、要塞地域を攻撃する能力を獲得した。
イグナト氏はこれよりも前、ロシアの滑空爆弾について「約70キロメートル飛ぶことができ、重要なインフラ施設を攻撃することができる。我々はこの種の弾薬に対抗することはできない」と語っていた。
米ミリタリー・ウォッチ・マガジン誌もまた、ウクライナ軍はロシアの滑空爆弾には抗うことはできないと評価した。
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