第15回BRICS首脳会議

複数の国はなぜBRICS加盟を希望しているのか 専門家が説明

ロシア科学アカデミーアフリカ研究所の主任研究員で、ロシア国際問題評議会の専門家のタチヤナ・デイチ氏は、複数の国がBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の5カ国で構成するグループ)への加盟を目指しているのは、それらの国が米国の押し付けに従いたくないと思っているからだと説明した。
この記事をSputnikで読む
デイチ氏は「以前は一極世界だったが、これからは多極世界になる。国家間の対立がある。米国の押し付けに従いたくない国は、BRICSへの加盟を希望している」と述べた。
同氏は、世界の大国であるロシア、インド、中国に近づくために複数の国がBRICSへの加盟を目指していると強調した。
第15回BRICS首脳会議
【視点】「発展途上国はBRICSを自分たちの利益の保護者だと考えている」 BRICSの南アフリカ大使、同組織に関心が高まっていることについて語る
BRICS(ブリックス)は、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の5カ国で構成される経済ブロック。アルゼンチンやイランのほか、中国外務省によると、インドネシア、トルコ、サウジアラビア、エジプトなどが加盟を希望している。
2023年のBRICS議長国は南アフリカ。任期は2023年末まで。
関連ニュース
BRICS新通貨はドルの地位をぐらつかせ、王座を奪うことさえできる=元駐ロシア米大使
19カ国がBRICSに加盟する意向を表明=メディア
コメント