BRICS - Sputnik 日本, 1920, 21.08.2023
第15回BRICS首脳会議
24日までの日程で、南アフリカ共和国のヨハネスブルクで第15回BRICS首脳会議(サミット)が開催される。今サミットには正式加盟国(ロシア、ブラジル、インド、中国、南アフリカ)の5カ国に加え、世界67カ国が招待されている。今回の 主要議題の一つはBRICSの拡大。ロシアからはセルゲイ・ラブロフ外相が代表団を率い、ウラジーミル・プーチン大統領もオンライン形式で参加する予定。

BRICS新通貨はドルの地位をぐらつかせ、王座を奪うことさえできる=元駐ロシア米大使

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BRICS - Sputnik 日本, 1920, 27.04.2023
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これまでのところ、世界の準備通貨としてのドルの優位性を奪おうとする試みはすべて成功していない。しかし、大きな経済力を持つ BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)諸国は、実際に米通貨の優位性に挑戦する力がある。米国の元駐ロシア大使のジョン・サリバン氏は、米誌フォーリン・ポリシーに寄せたコラムでこのような考えを示している。
サリバン氏は、ロシア、中国、ブラジルの当局は、ドルを放棄するさまざまなプロジェクトについてさらに議論を活発化させていると指摘している。同氏によると、その中で最も現実的なのは、BRICS諸国間の貿易決済に使う共通通貨の創設であり、それはすでに「brik」と名付けられているという。サリバン氏は、この新通貨の開発を主導しているのはロシアだと指摘している。
同氏は、ユーロも円も人民元も個別にドルに対抗することはできないが、BRIC共通通貨の見通しはまったく異なるとの見方を示している。サリバン氏は、BRICS諸国とは既存の世界秩序に不満を持つエネルギッシュな国々の集まりであり、それらの国のGDP(国内総生産)の合計は覇権を握る米国のみならず、「G7」の合計をも上回っていることに注目している。同氏は、BRICSの2020年の貿易収支が3870億ドル(約46兆4000億円)の黒字だったことを考慮すると、BRICS諸国は輸入コストをすべて自分たちでカバーする力を持っているため、「brik」に完全に移行することが可能だと強調している。
アニル・スークライ氏 - Sputnik 日本, 1920, 26.04.2023
第15回BRICS首脳会議
【視点】「発展途上国はBRICSを自分たちの利益の保護者だと考えている」 BRICSの南アフリカ大使、同組織に関心が高まっていることについて語る
サリバン氏は、BRICSは共通の国境を有しておらず、既存のいかなる通貨同盟よりも幅広い商品を生産できるため、BRICSの通貨同盟は国際貿易において自給自足のレベルに達することができるとの考えを示している。
同氏はまた、BRICS諸国は互いに貿易を制限する必要はないとし、その理由は、BRICS加盟国はそれぞれがその地域の経済大国であり、世界中の国々がBRICSの新通貨でビジネスを行うことを望むと思われるからだと締めくくっている。
スプートニク通信は先に、19か国がBRICSに加盟する意向を表明しており13カ国がすでに正式に加盟を要請、さらに6カ国が非公式に表明していると報じた。
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