シリアはアラブ連盟に復帰するに値しない 米国は関係修復の予定なし=米国務省

米国は、シリアはアラブ連盟加盟国として復帰するに値しないと考えており、シリアとの関係正常化そのものも企図していないという。米国務省のベイダント・パテル副報道官が表明した。
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パテル氏は8日、メディア向けの会見でこのように語った。
「我々は、シリアはアラブ連盟に再加盟するに値しないとすべてのパートナー国に明言した。(シリアの)アサド政権との関係を正常化することはないと確信しており、同盟国やパートナーに対してもこれに関して支持することはない」
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一方で、パテル氏は、地域の近隣諸国がアサド政権との直接的関与を利用して、米国の観点から懸念される点を是正することに期待を示した。
アラブ連盟は7日に外相会合を開き、2011年に参加資格を停止していたシリアの復帰を認めることを決議した。
シリアのアラブ連盟への復帰が決議されたことについて、ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ公式報道官は声明を発表。この決定は地域情勢の正常化に寄与するものだとして、ロシアはこれを歓迎するとの立場を明らかにした。
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