先にバイデン大統領はG7広島サミットについて「交渉の成り行き次第では現地に行かずにオンラインで出席しなければならなくなる可能性もある」と述べていた。
ホワイトハウスによれば、債務上限に関する大統領と議員との協議は来週再び行われることになっている。ジャン・ピエール報道官はこれについて、「大統領は協議で、この問題について議論することを喜んでいる」と述べた。
G7サミットは5月19日から21日にかけて日本で開かれる。今回のサミットでは、ウクライナ情勢、世界経済、外交、安全保障政策などについて意見が交わされることになっている。バイデン大統領は、日本訪問の日程を終えた後、パプアニューギニアを訪れ、その後、オーストラリアに向かい、日米豪印首脳会議に出席すると伝えられていた。
米財務省は1月、31兆3,810億ドルに達したとされる国の債務上限について、「特別措置」を開始すると議会に通告した。米政権は議会に無条件での上限引き上げを求めているが、野党・共和党が多数派を占める下院は連邦政府の支出削減をこの措置と結びつけている。
イエレン米財務長官は1日、議会に宛てた書簡の中で、議会が債務上限を引き上げなかった場合、早ければ6月1日に政府の債務支払いを完全履行できなくなる可能性があると警告した。
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