会合の結果として採択された共同声明の主な内容は次の通り。
世界経済
世界経済は、新型コロナウイルスのパンデミックやロシアのウクライナにおける特別軍事作戦など度重なるショック受けたが、強靭性をみせた
世界経済の不確実性に直面するなか、G7は引き続き警戒し、マクロ経済において流動的かつ柔軟に対応しなくてはならない
インフレ率は高い状態が続く
G7各国は協力体制を高め、サプライチェーンの強化を進めていく。サプライチェーンの多様化は、エネルギー安全保障を守り、マクロ経済の安定維持につながる
対露制裁、ウクライナ支援
G7はロシアの能力をさらに弱体化させるため、経済制裁を課し、実行するという揺るぎない決意を確認する。制裁回避のいかなる試みも阻止するよう努める
必要に応じてロシアの金融セクターに対する追加の措置を取る
露産石油の価格上限の効率性を注視する。その目的を果たせているかを確認し、必要に応じて措置を講じる
ウクライナが必要とするだけ、揺るぎない支援を行うことを確認する。G7は世界経済の課題解決に向け、国際協力に尽力する
資金洗浄、北朝鮮、イラン
マネーロンダリング(資金洗浄)対策に取り組む国際組織「金融活動作業部会(FATF)」は、国家金融システムの完全性を守るのに重要だ
G7は北朝鮮による大量破壊兵器の違法な開発によってもたらされる脅威やこのごろの北朝鮮の大陸間弾道ミサイルへの財政投資に懸念を表明する
イランによってもたらされる金融リスクにも懸念を表明する
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